中国からの訪日観光客の傾向

まずは、中国(中華人民共和国/People’s Republic of China/PRC/China)から日本を訪れる外国人観光客の傾向を見ていきましょう。

中国からの訪日外国人観光客といえば、記憶に新しいのは「爆買い」というワードではないでしょうか。
「爆買い」は2015年(平成27年)のユーキャン新語・流行語大賞の年間対象に選ばれるなど非常に話題になったワードです。
中国から日本を訪れた観光客らが、電化製品などの高額なものから医薬品や食品や紙おむつなどの日用品まで多種多様な商品を店頭などで大量に買い込む様子を表現した言葉となります。
様々な要因からこの爆買いという現象が生まれたとされていますが、翌年の2016年頃にはやや沈静化し、2015年ほどの勢いはなくなったと見られているようです。

ですが人口が世界一多い中国では、人の数に比例して観光を楽しむ方の数も非常に多いのです。
その中で日本を訪れるという観光客の数自体は2018年現在でも多く、爆買い現象が落ち着いた今でも旅行中の消費金額も多いことから、見逃せない顧客であることに変わりはありません。
また中には非常に裕福で、気に入りさえすれば気前よく高額商品を購入する富裕層だって少なくないのです。
うまく彼らの需要に応え集客することができれば、インバウンドビジネスを軌道に乗せることができるでしょう。

中国からの訪日外国人観光客の特徴として、団体でのツアー参加が多いこともあげられます。
現在では中国人向けに多数のツアーが展開されており、定番の有名観光スポットだけでなく、土地の文化などの体験やイベント参などを組み込むなどといった“少々マニアックな特定層”へ向けてのツアーも多数展開されているようです。

中国の食生活の特徴としては、「食事は多めに提供する、提供された側はそれを少し残すろいうことが『食事に満足した』という意思表示となる」という文化が存在します。
中国人向けの飲食ビジネスの展開を想定している場合は食事を多めに提供したり、中国人向けの団体客ツアーを組む場合は多めの食事を提供する飲食店をツアーに組み込むなどの配慮が、満足度を高めることに繋がるでしょう。

また炒め物など温かい状態で通常提供されるメニューを、作り置き弁当などの冷たい状態で食べる習慣が少ないようです。
もし弁当を提供する場合は、温めてから提供したり、常温のままでも中国人が違和感なく食べられるようなメニューを選んだり、「日本ではこういうものだ」という説明をしっかりしてから提供したりなどの配慮が必要かもしれません。

そして中国からの訪日外国人は、SNSや口コミ・旅行会社提供の情報サイトをかなり重視する傾向にあります。
人気のサイトへ情報を掲載してもらえるようにプロモーションを行ったり、SNSを利用した情報提供を行ったりすることも集客に繋がる可能性があるでしょう。

インバウンドニュース

扇 まゆ

扇 まゆ

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